産婦人科

産婦人科とは

産婦人科とは女性特有の病気全般を扱い「産科」と「婦人科」を併せた診療科です。出産だけではなく、子供から年輩の方まで女性全体を対象としています。
産科」とはお産つまり妊娠や分娩に関係した診療科です。したがって妊婦さんを診る科です。妊娠中の母親のいろいろなできごとを診察し、治療するだけでなく、お腹の中の胎児も診て、時には治療する科です。内科の病気も「妊娠」しているだけで全部産科も関連してしまいます。当院は尾張西部地域周産期センターとして産科領域の救急・ハイリスク症例を幅広く受け入れております。
一方、「婦人科」とは妊娠以外の女性特有の病気、たとえば子宮や卵巣の病気を治療したり、女性特有のホルモンの病気、月経異常などを治療する科です。また子供ができない不妊で悩む女性や更年期障害に悩むの女性の治療を行ったり、避妊相談(ピルなど)や閉経後のホルモン補充(HRT)相談も行っています。不妊治療は、排卵誘発・人工授精など施行しています。

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産婦人科 外来診療医担当表

休診日:土・日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)
受診受付時間 :午前8時~11時15分(全科)  ※ただし、急患の方は、随時受付いたします。

産婦人科
外来診療医担当表はこちら

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スタッフ紹介

氏名 佐々 治紀
職名 科部長、診療局長
周産期母子
医療センター長

資格・専門領域等

資格:
医学博士
日本産科婦人科学会専門医
氏名 淺野 恵理子
職名 副医長

資格・専門領域等

資格:
医学博士
日本産科婦人科学会専門医
氏名 佐々木 萌
職名 医員
氏名 上原 有貴
職名 医員
氏名 加藤 綾美
職名 専攻医

 

氏名 水野 克彦
職名 専攻医

 

氏名 大嶋 勉
職名 非常勤医師

資格・専門領域等

資格:
医学博士
日本産科婦人科学会専門医
氏名 今井 陽子
職名 非常勤医師

資格・専門領域等

資格:
日本産科婦人科学会専門医
氏名 西川 博
職名 非常勤医師

資格・専門領域等

資格:
医学博士
日本産科婦人科学会専門医
日本婦人科腫瘍学会専門医
氏名 松本 洋介
職名 非常勤医師

資格・専門領域等

資格:
日本産科婦人科学会専門医
氏名 井口 純子
職名 非常勤医師

資格・専門領域等

資格:
日本産科婦人科学会専門医
氏名 吉原 紘行
職名 非常勤医師

 

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こんな病気を取り扱います

<産科疾患>

切迫流・早産、子宮外妊娠、胞状奇胎、妊娠高血圧症候群、多胎妊娠、前置胎盤、常位胎盤早期剥離、胎児発育不全、骨盤位、頸管無力症、早産、前期破水など

<婦人科疾患>

外陰炎・膣炎、性感染症、卵巣機能不全、付属器炎・骨盤腹膜炎、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍、子宮頸がん、子宮体がん、子宮肉腫、卵巣がん、不妊症、更年期障害、子宮脱など

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こんなときに、ご相談ください

月経が来ない、月経が不順、月経量が多い、月経痛が強い、月経以外の出血がある

下腹部にしこりを感じる、下腹部が痛い

おりものが多い、外陰部がかゆい・痛い、外陰部にしこりがある

性交時の痛み、出血

子宮が下がった感じがする、尿がもれる

ほてりがある

がんの心配、性病の心配

子供ができない

お産がしたい、合併症のある妊娠で受診をすすめられた

避妊したい、その他、心配なことがある場合はご相談ください

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検査について

内診

子宮や卵巣、腟や外陰部(いわゆる「おしも」)の様子などをみるために行う診察のひとつです。腟の中に指を入れて、子宮や卵巣の大きさや硬さなどをみたり、腟鏡という腟の中をみる器具を腟に挿入して、腟や子宮の入口の状態をみます。腟の中に腟鏡や指を入れるときに、少しいやな感じがすることがあります。緊張しすぎると痛く感じるものなので、ゆっくりと息をはいて力をぬきましょう。もし、痛いようでしたら、遠慮せずに痛いと言ってください。

超音波検査

産婦人科で行う超音波検査は、経腟超音波検査と経腹超音波検査に分けられます。

  1. 経腟超音波検査は、腟の中に細い筒状の器具(経腟プローベ)をいれて、子宮や卵巣及びその周囲の状態をみます。妊娠12~14週頃までの赤ちゃんの状態や胎嚢をみるとき、切迫早産の症状があるとき、比較的小さな子宮筋腫や卵巣嚢腫をみるとき、骨盤内腫瘍や腹水の有無をみるとき、子宮内膜の状態をみるとき(不妊症や子宮内膜ポリープ、子宮体がんなど)、卵巣内の卵胞の大きさや数をみるとき(不妊症や月経不順など)に使用します。
  2. 経腹超音波検査は、お腹の上から経腹プローベという器具をあてて、広い範囲を観察することができます。妊娠12~14週以降の赤ちゃんの発育や羊水量、胎盤の位置をみるとき、比較的大きな子宮筋腫や卵巣嚢腫をみるとき、腎臓や肝臓をみるときに使用します。
    超音波検査はレントゲン検査とは異なり、放射線は出しません。検査に使う超音波では、胎児や人体に影響はないと考えられています。

細胞診検査

産婦人科で最もよく行われる細胞診検査は子宮がん検診の場合です。子宮腟部、頸管、子宮内膜を綿棒などの器具でこすり、はがれた細胞を用いて細胞診検査用の標本を作ります。これを顕微鏡で観察し、悪性の細胞がないかどうかを判定します。

組織診検査

人の身体からある程度大きな組織片を採取し、これを顕微鏡で観察する検査のことです。がんかどうか、がんの場合はどのような種類のがんかなどを判定します。子宮がん検診でがんなどが疑われた場合などに行います。

腫瘍マーカー

腫瘍マーカーは血液中に存在する物質の一種です。身体のどこかにがんができると腫瘍マーカーが産生され、血液検査で高値を示すようになります。腫瘍マーカーには様々な種類があります。産婦人科でよく測定されるのはCA125、CA19-9、SCC、CEA、AFPなどです。どんな腫瘍マーカーが高値になるかはがんの種類によって異なります。腫瘍マーカーが高いからといってがんがあるとは限りません。良性腫瘍や、腫瘍以外の原因(子宮内膜症など)でも腫瘍マーカーが高い値を示すことがあります。

CT検査

CTとはX線とコンピューターを使って体の断面を輪切りの状態(断面画像)で見ることができるようにする装置です。断面画像からは、体の各臓器の形態、大きさ、位置などを確認することができます。普通のX線写真ではわからない、体の中の臓器を断面図としてみることができます。超音波検査や普通のX線写真で子宮や卵巣などの腫瘍が疑われるときに、さらによく調べるために行います。X線検査のひとつですから、普通のレントゲン検査と同じようにできるだけ検査回数を減らした方がよいでしょう。しかし、普通に検査を行っている範囲内では副作用がでることはありません。X線を浴びるので妊娠中の検査は控えます。また、喘息や造影剤のアレルギーのある方は造影剤を使った検査はできません。

MRI検査

磁石が埋め込まれたトンネルの中に体を入れて、コンピューターによって体内を映し出す方法です。超音波検査で子宮や卵巣に腫瘍などがあったときや子宮の奇形などが疑われるときに、さらに詳しく調べるために行います。X線被曝がないため妊娠中に胎児や胎盤に異常があるときに検査することもあります。

不妊症検査

基礎体温、子宮卵管造影、フーナーテスト(性交後検査)、血中ホルモン検査、精液検査、腹腔鏡検査など→詳細は 外来不妊検査を参照してください。

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治療について

ホルモン療法

月経がきちんと来るためには、卵巣から卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が規則的に分泌されている必要があります。 ホルモンの規則的な分泌がいろいろなことで障害をうけると、月経が来ない、月経が不規則になる、出血が止まらないなどのさまざまなトラブルの原因になります。このようなホルモンの分泌の乱れによっておこる症状の治療や、ホルモン状態の改善を目的にホルモン剤を投与して治療するのがホルモン療法です。

排卵誘発

薬を用いて排卵させることです。排卵していない場合、排卵はしていても黄体機能不全がある場合、原因不明の不妊症の場合、体外受精・胚移植を行う場合などに使います。経口薬(クロミッド)と注射薬(hmg) があります。

膣洗浄

膣の中に炎症が起きた場合に消毒水で洗い流し、錠剤を入れる治療です。原因はカビ(カンジダ菌)、性病(トリコモナスやクラミジア)、女性ホルモンの欠乏、雑菌の増殖などがあります。塗り薬や内服薬を併用することもあります。

人工授精

不妊症の治療法のひとつで、排卵の時期にあわせて、精子を細い管で子宮の中に注入する方法です。精子の数や運動率が低い場合(乏精子症、精子無力症)、性交後試験(フーナーテスト)が不良の場合に行われます。原因不明不妊などに行われることもあります。

陣痛誘発

陣痛誘発とは自然の陣痛が来る前に薬を使って陣痛をおこすことです。 陣痛誘発は予定日をおおきく超えている場合など、子宮の中に赤ちゃんを入れておくよりも、分娩して外に出した方がお母さんや赤ちゃんにとってよいと思われる場合に行います。原則的には、医学的な必要性がある場合にのみ行います。方法は内服薬と点滴の2通りがあります。当院では予定日を1週間以上越えた方を対象に行っています。副作用としてまれに赤ちゃんが苦しくなったり、子宮が破裂することがあります。

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分娩数について

平成27年の分娩数は、808件(帝王切開術:264件、32.7%)でした。救急車による母体搬送は58件ありました

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手術について

平成27年の手術件数は607件(帝王切開術を含む)でした。主な手術方法と件数を示します。

腹式子宮全摘術(72件)

お腹を開いて子宮全部をとる手術です。子宮はなくなるので、術後には月経はなくなり妊娠も不可能になります。腟はそのまま残るので、性交渉に支障をきたすことはありません。子宮筋腫や子宮腺筋症、初期の子宮頸がん(上皮内がん)などに行われます。

膣式子宮全摘術(9件)

腟の一番奥を切開し、そこから子宮を摘出します。お腹を切らないので、腹式子宮全摘術に比べ手術後の痛みが軽く、目に見える場所に傷あとが残らないなどの利点があります。対象は子宮脱、あまり大きくない子宮筋腫やごく初期の子宮頸がんなどです。

付属器切除術(58件)

付属器とは子宮に付属している器官という意味で、卵巣と卵管を指します。開腹した上で卵巣と卵管を一緒に切除します。対象は卵巣の働きを残す必要がない(多くは閉経後)場合の卵巣嚢腫、悪性の可能性が比較的高い卵巣嚢腫、卵巣がんなどです。

悪性腫瘍手術(55件)

子宮がん、卵巣がんなどに対して開腹して子宮、付属器、リンパ節などをとる大きな手術です。
子宮頸がん:17件(初期がんに行う円錐切除術:56件)
子宮体がん:25件、卵巣がん:18件
当院では化学療法(抗がん剤)、放射線治療も積極的に行っており、これらを組み合わせた集学的治療も取り入れています。

腹腔鏡下手術(74件)

おへそのすぐ上(または下)に、1cm位の穴をあけ、そこから腹腔鏡という装置を入れてお腹の中を観察します。十分に観察するために腸管をどけたり、組織を切ったりつまんだりする目的で、鉗子と呼ばれる器具を下腹部から挿入します。このために0.5~1.5cm位の小さな傷が1~3個下腹部につきます。特徴としては、傷が小さいため術後の痛みが少ないこと、回復が早く入院期間が短いことがあげられます。対象は不妊症、子宮外妊娠、卵巣嚢腫、子宮内膜症などです。

帝王切開術(264件)

お腹と子宮の壁を切開して、そこから胎児を分娩させる手術をいいます。対象はお母さんに合併症のある場合、胎児仮死が疑われる場合、赤ちゃんに比べて骨盤が小さい場合、前置胎盤の場合、2回以上帝王切開をしている場合、骨盤位(逆子)の場合、双子や前回手術(1回)で希望された場合などです。当院では腰椎麻酔、小児科医の立会いのもとで施行します。

頸管縫縮術(8件)

弱くなっている子宮の入り口をテープでしばる手術で、子宮の入り口が開いてくるためにおこる流産や早産を防止する目的で行います。最もよく行われている方法はシロッカー氏手術という方法です。この手術は腟の方から手術を行います。この手術は妊娠13週を過ぎてから行います。子宮の入り口がすでに開いている場合は、緊急手術として行うこともあります。しばったテープは陣痛のはじまる前に抜きとります。

子宮鏡下手術(16件)

手術用に作られた子宮鏡を子宮の入り口から挿入し、病変部を見ながら切開したり切除する手術です。お腹や子宮を切開しないので、術後の痛みが殆どなく、2~3日で退院できます。対象は粘膜下子宮筋腫、子宮内膜ポリープなどです。

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施設認定の状況

尾張西部地域周産期母子医療センター

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