医療の質の向上のために

医療の質の向上のために

 当院では、地域の皆さんが安心安全に暮らすことができる社会の実現のため、医療の質の向上を目指しています。

 医療は日々進化し、取り巻く環境も絶えず変化しているので、私たち医療者は常に自分たちの医療を見直していく必要があります。

 当院では、「医療の質向上委員会」が継続的な医療の質向上活動に取り組んでいます。私たちの活動のコンセプトをご紹介します。

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①継続的な質改善活動

医療の中で改善しなくてはならない問題は、日々の診療の中で、絶えず気づかされますが、日常業務に忙殺されてわかっていても手付かずになってしまうことが多々あります。

 私たちはこうした数々の問題に、切れ間なく継続的に取り組みたいと考えています。そのキーワードは、PDCAサイクルです。

 これは、P=Plan(計画)→ D=Do(実行)→ C=Check(評価)→ A=Act(改善)のサイクルを繰り返すことで継続的な改善を目指す手法です。

 委員会では、PDCAサイクルによって改善を目指す文化を病院に根付かせるよう、様々な啓蒙活動を行なっています。

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②組織に「横糸を張る」活動

病院は高度技術を持った専門的な職種の集合体なので、時に職種間の関係が希薄になったり、立場の違いから壁ができたりして、伝わるはずの情報が伝わらないなどの問題が起こりやすいと言われています。

そうした「縦割り構造」に「横糸を張る」のが私たちの委員会です。委員会には、医師、看護師、薬剤師はもちろん、事務職も含むあらゆる職種が参加しており、職種を超えた組織横断的な活動につなげています。

 

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③病院機能評価の活動

私たちは医療の質を客観的に評価するために、日本医療機能評価機構が行う病院機能評価を活用しています。病院のあり方や医療の方法が独りよがりにならないためには、全国の医療機関との比較、ベンチマークを活用した、第3者による客観的な評価が必要です。その意味で5年に一度の病院機能評価受審はきわめて有用なツールと言えます。

 当院は、病院機能評価認定病院であり、2014年の審査では、「患者・家族の倫理的課題等を把握し、誠実に対応している」と「救急医療機能を適切に発揮している」の2項目で、S(秀でている)評価を得ています。

 近年では機能評価機構が行う数々の教育セミナーにも積極的に参加し、医療の質の向上に役立てています。

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④開かれた医療のために

 地域のみなさんが安全かつ安心に過ごしていただくためには、私たちの医療が開かれたものでなくてはなりません。医療は専門性が高いので、例えば、患者さんが治療方法を選択する際に、正しい情報が伝えられ、また、全国的に標準化された治療が選択される必要があります。
 こうした標準化された診療を選択するために、様々な場面で「ガイドライン」が用いられます。「ガイドライン」には医療者用のものだけではなく、一般の方に向けたものもあり、医療者と患者さんはこうした情報を共有することが望まれます。
 私たちは「Mindsガイドラインライブラリ」をお勧めします。これは日本医療機能評価機構がインターネット上に無料で公開しているもので、患者さんがご自身の病気や治療方法を理解するうえでとても役立ちます。是非、ご活用ください。

出展:公益財団法人日本医療機能評価機構「Mindsガイドラインライブラリ」 https://minds.jcqhc.or.jp/
 

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⑤患者さんのために

 医療の質をはかるうえで、私たちが最も重要だと考えているのは、実際に私たちの医療を受けられている患者さんやそのご家族の満足度です。
 では、どうすれば患者さんの満足度が上がるのでしょうか?
例えば、安全で高度な医療を行なっていること、これは確かに必要です。でも、患者さんが療養していただく環境も必要ですし、医療者と良好な人間関係が築けることなどもとても重要な要素だと思われます。
 病院を一つの企業と考えた時に、その目的は良質な医療を提供することですが、誰のために良質な医療が必要なのか、つまり、病院の顧客が誰なのか考えてみましょう。患者さんやそのご家族は、もちろん病院の大切な顧客と言えます。地域の診療所の先生たち、一宮市の医療サービスに関わる全ての方達も病院にとって大切な顧客です。そして、実は病院で働く私たち医療者自身も病院の顧客であることを忘れてはいけません。
 医療の質を支える両輪は、医療を受ける側(患者さんやご家族)と医療を施す側(医療者)であり、その両方の満足度が上がらなければ医療の質は向上しません。医療者の笑顔は患者さんを笑顔にし、患者さんの笑顔こそが医療者にとって最高のモティベーションなのです。
 私たちは、日本医療機能評価機構が行う「患者満足度・職員満足度調査」に参加し、全国の病院と比較し、対策することで、患者さんと職員の双方が笑顔になれるような病院を目指していきたいと考えています。

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