尾張西部医療圏初となる「ロボット支援下直腸切除・切断術」を実施しました

2019年11月から、直腸がんに対して手術支援ロボット(ダヴィンチ)を用いた手術を開始しました。術後、良好な経過により患者様は退院されています。より多くの患者様に、このロボット支援下直腸切除術の利点を知って頂きたいと日々感じております。   

当院外科では、患者様の負担の少ない手術(低侵襲手術)の提供を目指し、腹腔鏡を用いた手術を積極的に行い、良好な治療成績をおさめてきました。さらにダヴィンチを用いることで高解像度の立体的な画像、自在に曲がる鉗子、手振れを除去する機能などにより、腹腔鏡手術よりも精度の高い手術が可能です。腹腔鏡手術では難易度の高いとされる、深くて狭い、骨盤内操作に対してダヴィンチを用いることで今まで以上の精緻な手術を実施可能です。その結果、術後の排尿障害や性機能障害が減少すると言われています。

 手術支援ロボット(ダヴィンチ)を用いたロボット支援下直腸切除術は直腸がんに対する知識、手術手技はもちろんのこと、腹腔鏡手術に精通していることが重要です。この手術には日本内視鏡外科技術認定医かつ、Intuitive Surgical社からロボット手術の認定を受けた医師が手術を担当しております。今後は症例を重ねていき、治療成績の向上と患者様の生活の質(QOL)の確保を目指し、チーム一丸となって研鑽してまいります。これからも市民の皆様やクリニックの先生方からのご信頼をいただき、地域がん診療拠点病院としてお役に立てるように努力してまいりますので、よろしくお願い致します。