血管外科とは
動脈、静脈、リンパ系の疾患を対象にしています。
胸部、腹部大動脈瘤、腹部内臓動脈瘤の手術的治療およびステントグラフトによる治療、閉塞性動脈硬化症に対しては血管拡張術(PTA+ステント)とバイパス手術などを行っています。頚動脈病変には、血栓内膜切除術(CEA)を、また腎動脈狭窄には血管拡張術を行っています。
下肢静脈瘤やリンパ浮腫には、保存的治療から手術的な治療まで、病態に応じて適切な治療を行っています。
血管外科 外来診療医担当表
休診日:土・日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)
受診受付時間 :午前8時~11時15分(全科) ※ただし、急患の方は、随時受付いたします。
スタッフ紹介
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資格・専門領域等
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資格・専門領域等
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こんな病気を取り扱います
腹部・四肢・頸部の血管疾患(リンパを含む)
手術件数
2021年の手術件数は273例です。主なものでは、腹部大動脈瘤手術が65例(そのうち破裂性腹部大動脈瘤5例)でした。以前から行っている開腹手術による人工血管置換術が16例、ステントグラフト内挿術が49例でした。
おおむね、75歳未満で合併症が少なく元気な方に人工血管置換術、75歳以上か重篤な合併症のある方はステントグラフト内挿術という方針にしておりますが、およそ1/4の方が人工血管置換術、およそ3/4の方がステントグラフト内挿術という傾向になっています。破裂例の死亡率は高いので、破裂する前に治療することが重要です。また、心臓外科と合同で、胸部大動脈瘤に対してもステントグラフト内挿術8例(そのうち破裂1例)にステントグラフト内挿術を行いました。
閉塞性動脈硬化症に対するバイパス手術は10例(そのうち下腿へのバイパスは7例)、経皮的血管拡張術やステント挿入術は90例です。閉塞性動脈硬化症の手術は年々増加しているようです。
人工透析のためのシャント手術42例も行いました。シャント手術は病院内の対応でいっぱいであり、他の施設の症例には対応できない状態です。
下肢静脈瘤に対する手術は17例に行いました。ストリッピング手術9例、レーザー焼灼術8例です。主に重症例の治療を行っている傾向です。