【研修医】救急科

救急科

概要

当院の救命救急センターは尾張北西部の救急医療の最後の砦として内因性、外因性、年齢を問わず全ての救急搬送患者の受入れを24時間365日行っています。年間の救急搬送件数は約6000台、救急外来来院患者数は約18000人です。
救急科医師は原則救急外来での診療を中心に行っています。研修医の皆さんは日勤帯には指導医とともに救急搬送患者の、夜間・休日は内科系、外科系、小児科の当直医とともに救急搬送患者、ウォークイン患者の初療に携わります。
救急搬送される患者には迅速で的確な診断および治療が必要です。救命救急センターの研修では初期診療に必要な知識・手技、プライマリケア(初期治療)、内因性・外因性、年齢を問わず重症患者の初期治療を経験し学びます。これらは診療科にすすむ全ての医師に必須の知識です。当院における2年間の初期研修を通じて患者さんへの初期診療に対する自信がつきます。

初期研修

救命救急センターでの初期研修では1年時5週間、2年時には5~6週間の研修を行います。前述したように救急搬送患者の初期診療を指導医と共に行います。2年次には診療の中心となり診察、検査の判断・指示を指導医の了解のもとに診療を行います。
夜間・休日にはすべての研修医が順番に救急外来受診患者の診察を、1年時はウォークイン患者、2年時は救急搬送患者を中心に行います。症例に関する助言、指導は当直医や朝のカンファレンスできめ細かく行われます。消防署での救急車同乗実習もあります。

研修カリキュラム

他の基本領域診療科と同じく2年間の初期研修を終了後、日本救急医学会が定めた救急科専門医としてのプログラム研修を3年行います。その後資格試験をうけて専門医となります。
当院は基幹施設ではありませんが岐阜大学災害・救急医学講座、藤田医科大学総合救急医学講座、名古屋市立大学東部医療センター救急医学講座の連携施設となっています。そのため、3年目以降はどの基幹施設のプログラムを選択するかによって3年間のスケジュールが異なります。それぞれ特色のある一流のプログラムです。

カンファレンス・勉強会

毎朝前日の時間外に救急外来を受診した患者さんのカンファレンスに参加します。また、日勤帯の終了時にはその日診療した症例の振り返りを行って診療の質向上を目指します。
off-the-job trainingとしてICLS、AHA-BLS/ACLS、JATEC、MIMMS、MCLS等救急医療に関連する講習会の紹介を行います。各講習会のインストラクターも在籍しており、勉強会も行っています。

学会活動

救急関連の地方会、全国集会に参加、学会発表の指導を行います。

週間スケジュール

曜日 主な業務
カンファレンス、救急車対応、患者振り返り
カンファレンス、救急車対応、患者振り返り
カンファレンス、救急車対応、患者振り返り
カンファレンス、救急車対応、患者振り返り
カンファレンス、救急車対応、患者振り返り

*その他、消防署で救急車同乗実習が一度日勤帯にあります

研修施設認定

  • 日本救急医学会専門医認定施設
  • 日本集中治療医学会専門医研修施設