【研修医】皮膚科

皮膚科

概要

皮膚は診察の上で最初にみる臓器であり、さまざまな疾患の所見がそこから得られます。そのため皮膚科は、皮膚科専門医への基礎となるだけでなく皮膚科を専攻しない研修医にとっても有意義な研修となっています。後期研修については初期研修から継続して当院で行うことができます。
研修では具体的に皮膚科でどのように診察され治療が行われているか見学し、入院患者については治療に参加し、外科的処置にも加わってもらいます。また、見逃してはいけない診療のポイントなど適宜説明していきます。

特徴

当科は愛知県下の市中病院の中で常勤医6人と最も大きな皮膚科です。現在の研修医制度になってから現在まで、15人の皮膚科医を輩出しています。身近な皮膚炎から、皮膚悪性腫瘍などの外科系疾患、膠原病などの内科系疾患まで幅広く診療しています。3種類のレーザー機器と3種類の紫外線照射が行える器機があり、皮膚科に関連する処置はすべて当院で行っています。名古屋大学と連携し希少な遺伝子疾患の検索や膠原病における特殊な自己抗体も調べることができます。

初期研修

2年目のローテート期間で2~4週間の選択研修を行います。入院患者や手術、外来処置などに参加し、皮膚科で行う基本的な診療技術を学びます。講義スライドを用いて皮膚科についての実践的な診療ポイントを学んでもらいます。

研修カリキュラム

名古屋大学皮膚科の専門医研修プログラムに加入し、後期研修2年間を当院で行います。5年間で学会発表8回と論文3編を書くことが専門医試験の受験資格として必須です。当院で後期研修を行った専攻医は2年間の間に全員8回の発表を行っており、すべての専攻医が皮膚科専門医になっています。

卒後1-2年目 初期研修 皮膚科学会加入
皮膚科専門医研修プログラム登録
卒後3-4年目 一宮市立市民病院にて後期研修 学会発表 論文投稿
卒後5-8年目 1年間名古屋大学皮膚科で研修
その後、関連病院研修もしくは大学院入学
皮膚科専門医試験

カンファレンス

  • 毎週月曜日、木曜日:臨床病理検討会
  • 毎週火曜日:病棟カンファレンス

学会活動

地方会、研究会に積極的に参加し3年目では通常6回程度の学会発表、2年間で研究会と合わせて10回程度の発表機会があります。

週間スケジュール

曜日 午前 午後
外来・病棟処置 褥瘡回診 手術 臨床病理検討会
外来・病棟処置 手術 外来処置 病棟カンファレンス
外来・病棟処置 手術 外来処置
外来・病棟処置 手術 外来処置 臨床病棟検討会
外来・病棟処置 手術 外来処置

研修施設認定

  • 皮膚科専門医認定機構協力施設
  • 日本アレルギー学会認定教育施設