【研修医】泌尿器科

泌尿器科

概要

泌尿器科は、尿路および男性生殖器を主に扱う診療科です。疾患は悪性疾患、尿路結石、尿路感染症、下部尿路機能障害が主な治療対象となります。診断から治療まで一貫して行うため、診療の流れを把握しやすいという特徴があります。積極的に診療に参加し、自ら体感しながら経験を積んでもらいたいと思います。

特徴

1年目研修

泌尿器科、心臓血管外科、血管外科の3科から選択し、2週間の研修を行います。レクチャーを通し、泌尿器科の基礎疾患を理解し、外来および入院患者を診察して理解を深めます。手術前の静脈路確保、腰椎麻酔、尿道留置カテーテル挿入などが安定してできるように目指します。習得した知識や手技は救急外来での診療に生かせるようにします。

2年目研修

2週間から1か月間の研修を推奨します。上級医とともに患者を担当し、指導を受けながら診断や治療方針を考え、積極的に検査・手術に参加してもらいます。カンファレンスでは担当患者のプレゼンテーションを行います。また、研修中に学んだ内容に関係する内容の英語論文を読み、抄読会で発表します。

初期研修

  1. 入院診療
    ・2~3名の患者を担当し、カルテ記事を記載します。異常があるときは上級医に報告し、ともに対応を検討します。
    ・当日の入院患者に関する情報を整理し、スムーズに治療を進められるように準備します。
    ・カンファレンスで、各患者の問題点を簡潔に説明し、上級医と治療方針について検討します。
    ・手術、検査、処置は上級医とともに行い、指導を受けることによってスキルアップを図ります。
  2. 外来診療
    ・新患の予診を取り、病歴を簡潔にカルテに記載します。
    ・処置は外来担当医の指導下にともに行います。
    ・はじめて遭遇した所見、疾患に関しては必ずテキストを読んで学習し、担当医に確認します。
  3. カンファランスは毎週火曜日16:00から行います。患者の病歴、問題点、治療効果などを簡潔に発表し、今後の方針について検討します。まずは、疾患別のガイドラインから各疾患の標準治療を学ぶのが望ましいと考えています。

専門研修

名古屋大学泌尿器科の専門研修プログラムに加入し、卒後5年で泌尿器科専門医の取得を目指します。専門研修3年間にうち、6か月間から1年間を名古屋大学で研修を行います。その時期に関しては、名古屋大学と協議の上決定します。

週間スケジュール

曜日 午前 午後 夕方
外来、病棟回診 検査、手術
外来、病棟回診 検査、手術 病棟カンファレンス、抄読会
外来、病棟回診 手術(全麻)
外来、病棟回診 手術、ESWL
外来、病棟回診 手術(全麻)、ESWL

研修施設認定

  • 日本泌尿器学会泌尿器科専門医教育施設