概要
2年次研修は、1年次の外科研修で身につけた知識、手技を踏まえたうえで乳腺疾患、あるいは内分泌疾患(甲状腺・上皮小体・副腎)の基礎的な知識、診断能力、手術手技、薬物療法を習得する基礎修練期間です。簡単な手術が執刀できることになることを目標とし、3年次からの外科研修につなげていきます。この期間中に実際の臨床診療を通じて、倫理、社会性を正しく理解し、医師としての健全な礎を確立することが大切です。積極的な姿勢で知識・技術を身につけて下さい。
特徴
乳腺に関しては、診断から外科的治療・薬物療法まで当科が中心となって治療を行っています。放射線科(診断・治療)・臨床検査科(病理)・乳癌サポートチーム・緩和ケアチームと連携をとり、集学的治療・チーム医療を実践しています。また、内分泌疾患に関しては、内分泌内科と連携し診断・手術および術後のフォローアップを行っています。
- 乳癌全身麻酔初回手術症例数:120~140例/年
- 甲状腺手術症例数:20数例/年、腹腔鏡下副腎摘出術:数例/年
初期研修
1年目は4週間外科をローテートする中で乳腺・内分泌外科の診療にも携わります。2年目は各自の希望に応じたローテート研修が可能です。助手として手術に参加し、基本的技術を習得します。
研修カリキュラム
卒後1-2年目 | 初期研修 | 乳癌学会入会 外科専門医研修プログラム登録 指導の下で学会発表を行う |
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卒後3-4年目 | 一般外科研修(卒後3-5年) | 外科専門医研修プログラム開始 指導の下で手術を行う 自らが計画立案して学会発表を行う |
卒後5-7年目 | 乳腺外科研修(卒後4-6年) | 外科専門医取得 乳腺専門医取得 自らが主導して手術を行う 指導の下で論文発表を行う |
カンファレンス・勉強会
- 外科カンファレンス
- マンモグラフィーカンファレンス
- 乳腺病理カンファレンス
- 薬物療法カンファレンス
- 抄読会
学会活動
積極的に学会・研究会に参加し、発表を行います。また、論文掲載を目指します。
週間スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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朝 | 外科手術C | 外科手術C | |||
午前 | 外来 | 外来 | 手術 | 手術 | 外来 |
午後 | 外来 | 外来 | 手術 | 手術 | 外来 |
夕方 | マンモグラフィーC 病理C |
薬物療法C 隔週 |
研修施設認定
- 日本乳癌学会関連施設
- 日本がん治療認定医機構認定研修施設
- 日本外科学会外科専門医制度指定施設
- 日本臨床腫瘍学会研修認定施設
- 日本内分泌・甲状腺外科学会研修認定施設