放射線技術室
ご挨拶
放射線技術室では患者さんの安全・安心を確保できるよう技術・知識のみならず、スタッフの人間性を向上し、患者さんに丁寧で優しい対応ができる人材の育成に取り組んでいます。
部門紹介
当放射線技術室は、一般撮影室、CT室、MRI室、X線TV透視室、骨塩定量測定室となっております。
高品質な画像診断を提供すべく、院内診療各科と連携しながら、診療放射線技師や看護師等が協力しチーム医療を実践し、患者さんの立場において検査を行っております。
画像診断のめざましい進歩に遅れないよう技術修得に絶えず努め、安心・安全な質の高い放射線検査を提供できるよう努力しております。
CT装置(80列)、核磁気共鳴断層装置(MRI)、一般撮影装置のフラットパネルディテクタ化(デジタル化)など画像診断においての画像診断装置が整っており、患者様にとって医療被曝の低減を念頭に、最適な線量で検査を行っております。
診療内容
一般撮影
すべての撮影に最新のフラットパネルディテクタ(FPD)を導入し画像確認の時間短縮、及び被曝線量低減につとめています。
全下肢、全脊椎にはロングパネルを使用し広範囲撮影にも対応しています。被曝線量の低減に努め、妊婦や幼児の患者さんも安心して検査を受けていただけます。
CT検査(コンピュータ断層撮影)
CT装置は80列装置(Canon社製Aquillion Prime SP)をはじめ1台で診療にあたっています。
大腸CTでは、大腸を炭酸ガスによって拡張させてCT撮影をすることで、大腸3D画像を簡単に得ることができます。内視鏡検査と比較して苦痛が少なく、短時間で検査をすることが可能です。
3D画像処理ワークステーション(ZIO社Ziostation)を接続し、骨や大腸、全身の血管など高度な三次元画像処理を行うことが可能です。
MRI検査(核磁気共鳴断層撮影)
MRIはX線を使わず強力な磁石と電波を用いて、頭部をはじめ脊髄、腹部、関節など全身を画像化することができます。
急性期の脳梗塞や圧迫骨折、腫瘍などの描出に優れています。
画像のコントラストが高く、頭部の血管や腹部の胆管膵管を造影剤なしに描出することができ、脳梗塞や総胆管結石をいち早く診断することが可能です。
X線透視検査
バリウムを使用した胃・大腸等の消化管の造影検査によって、病気の早期発見や手術前の精査等を行っています。
骨折・脱臼部位を透視で確認することで整形外科医が安全・迅速に整復できるようにサポートしています。
各科医師の行う、治療を目的としたドレナージチューブの挿入やCV、NGチューブ挿入を透視下で安全に行えるようサポートしています。
透視室内で内視鏡検査を行うことで体内・体外の両方から観察し低侵襲な治療を行うことが可能です。
体内の目的物の位置をリアルタイムに確認可能なため検査時間の短縮・精度向上に貢献しています。
骨塩定量検査
骨塩定量検査は骨粗鬆(こつそしょう)症の早期発見・予防に最適な検査です。
骨密度を定期的に測定することで骨折のリスクである骨量の減少にいち早く対処できます。
当院では計測にDEXA法を使用し低被曝・高精度の検査を行っています。
検査台に寝ているだけで骨密度の計測が出来ます。約10分程度で終了します。
*当院では腰椎と股関節の骨密度を計測しています。
*骨密度は骨粗鬆症の有無を調べるのに重要な指標です。