がん医療
当院は、2007年1月以来、尾張西部医療圏で唯一の国指定の地域がん診療連携拠点病院として、手術療法・化学療法・放射線療法を3つの柱とする質の高い集学的治療の提供を心がけてきました。また、がんの患者さんとそのご家族に寄り添い、心身ともに苦痛を和らげるための支援に努めてきました。高齢など合併症リスクの高い患者さんの増加・新しい薬物療法の積極的な導入・化学療法センターでの外来化学療法の拡大などの課題に迅速に対応するとともに、キャンサーボード(多科・多職種カンファレンス)の開催など診療科の垣根を越えた診療情報の共有・検討、がん登録情報の活用による実地診療の把握など、患者さんが適切な治療を安全に受けられるよう院内全体のがん治療の向上に取り組んでいます。さらに、がん診療センターが中心となり、がんゲノム外来・就労と治療の両立・AYA世代のがん対策・病診連携なども含めた患者さんのさまざまな疑問やお悩みに対応できる体制を整えています。