救急外来 トップページ 診療科・部門のご案内 ドクターインタビュー 医師が解説 病気と治療 診療内容紹介動画 病院紹介動画 診療風景紹介動画 広報誌 お知らせ 採用情報
  • 研修医サイト

  • 看護局サイト

  • 一宮市立
    木曽川市民病院

ドクターインタビュー

突然の激しい頭痛・麻痺|脳出血・くも膜下出血の症状と治療

ef69d1d5e9b6e4e11cc227f30e98c01e-1790932805.jpg

脳卒中センター副センター長 秋 禎樹

突然の激しい頭痛や手足の麻痺、意識障害などの症状が現れた場合、脳出血やくも膜下出血の可能性があります。これらは一刻を争う病気であり、早期の診断と適切な治療が重要です。脳出血・くも膜下出血の治療に長く携わってきた秋禎樹医師に話を聞きました。

Q1.脳出血とくも膜下出血は、どのような病気なのでしょうか?

どちらも脳の血管が破れることで起こる、緊急性の高い病気です。
脳出血は、脳の中にある血管が破れて出血し、脳の組織に血腫(血液のかたまり)ができる病気です。出血した場所や量によって、手足の麻痺、言葉が出にくい、意識が悪くなるなど、さまざまな症状が現れます。
一方、くも膜下出血は、脳の表面を覆っている「くも膜」と脳の間に出血する病気です。多くの場合、脳動脈瘤(脳の血管にできたこぶ)が破裂することで起こります。突然の非常に強い頭痛や意識障害が特徴ですが、手足の麻痺などを伴うこともあります。
いずれも、発症後に状態が急速に悪化する可能性があるため、できるだけ早く診断し、必要な治療につなげることが重要です。

Q2.脳出血にはどのような治療を行うのでしょうか?

脳出血のすべてが手術の対象になるわけではありません。出血の量や場所、意識状態などをCTなどの画像検査で確認し、患者さんごとに治療方針を決定します。
血腫の量が多い場合や、血腫によって脳が圧迫され命に関わる場合には、手術によって血腫を取り除くことがあります。
近年では、頭の皮膚や骨を大きく切開する従来の開頭手術だけでなく、頭の骨に1cm程度の小さな穴を開け、内視鏡を使って血腫を除去する「内視鏡的血腫除去術」も行われています。患者さんの状態や血腫の位置などを考慮し、適切な方法を選択します。

Q3.くも膜下出血ではどのような治療が必要になりますか?

くも膜下出血では、最初の出血だけでなく、その後に脳動脈瘤が再び破裂する「再破裂」が大きな問題になります。そのため、状態が許せば、できるだけ早い段階で脳動脈瘤への治療を行います。
治療には、頭蓋骨を開けて脳動脈瘤をクリップで閉じる「開頭クリッピング術」と、カテーテルを血管内に進めて脳動脈瘤の中にコイルを詰める「コイル塞栓術」があります。動脈瘤の形や場所、患者さんの状態などを総合的に判断して治療方法を選択します。

Q4.脳出血やくも膜下出血が疑われる場合、どのように対応すればよいですか?

脳出血やくも膜下出血の治療は一刻を争う場合があります。症状が一度改善したように感じても、自己判断で様子を見るのではなく、早急に医療機関を受診することが大切です。突然の症状があれば、迷わず救急車を呼んでください。
一宮市立市民病院は脳卒中センターを備え、脳神経外科医が24時間体制で院内に常駐しています。迅速に検査・診断を行い、必要に応じて手術やカテーテル治療につなげられるよう、脳神経内科とも連携しながら診療にあたっています。

診療科・部門のご案内
医師が解説 病気と治療

サイトマップ