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ドクターインタビュー

子どもの腹痛・下痢・血便・便秘は病気のサイン?

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小児科医長 鵜飼 聡士

一宮市立市民病院では、一般的な小児科診療に加え、小児消化器疾患の専門診療にも力を入れています。腹痛、嘔吐、下痢、便秘、血便などの身近な症状から、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患まで幅広く対応しています。また、必要に応じて小児の消化管内視鏡検査も行っています。この分野を専門とする鵜飼聡士医師に話を聞きました。

Q1. どのような消化器の病気を診療していますか?

腹痛、嘔吐、下痢、便秘、血便、食欲不振、体重増加不良など、消化器に関係するさまざまな症状に対する診療をしています。子どもは自分の症状をうまく伝えられないこともあるため、症状だけでなく、食事量や体重、便の回数・状態など、普段の生活の変化にも注意して診察しています。

胃腸炎や便秘などの一般的な病気に加え、潰瘍性大腸炎やクローン病など、長期的な治療が必要となる炎症性腸疾患にも対応しています。炎症性腸疾患では、腹痛や下痢、血便だけでなく、体重が増えない、身長が伸びない、疲れやすいといった症状から発見されることもあります。小児では、病気の治療とともに成長や学校生活を守ることも大切です。

Q2. 小児の消化管内視鏡検査について教えてください。

当院では、小児の胃カメラや大腸カメラなどの消化管内視鏡検査を行っています。内視鏡で胃や腸の粘膜を直接観察することで、炎症、潰瘍、出血などを詳しく調べることができます。炎症性腸疾患では、診断だけでなく治療効果を確認するためにも重要な検査です。

検査は基本的に鎮静下で行い、お子さんの不安や負担をできるだけ軽減できるよう配慮しています。愛知県内でも小児の消化管内視鏡を専門的に行っている施設は限られており、地域の医療機関からご紹介いただいた患者さんにも対応しています。

Q3. どのような症状があれば受診したほうがよいでしょうか?

子どもの腹痛などは珍しくありませんが、症状が繰り返す、長く続く、普段と違う変化がある場合は、一度ご相談ください。
例えば、次のような症状です。
•    腹痛、嘔吐、下痢を繰り返す
•    夜中に腹痛や便意で目が覚める
•    血便がある
•    便秘が改善しない
•    食欲が低下している
•    体重が増えない、身長の伸びが悪い
•    疲れやすくなった
•    原因不明の貧血がある
これらの症状があっても、必ずしも重大な病気とは限りません。必要な検査を行い、原因を確認していきます。

Q4. 小児消化器診療で大切にしていることは何ですか?

私が大切にしているのは、「病気だけではなく、その子ども自身を診る」ことです。
小児の消化器疾患では、食事制限や学校生活への影響が生じることがあります。特に慢性的な病気では、治療だけでなく、成長や日常生活をできるだけ守ることが重要です。炎症性腸疾患では、腸の炎症だけでなく、身長や体重の変化、学校行事や部活動などにも配慮しながら治療を進めています。

「こんなことで受診していいのかな」と迷われる場合でも、まずはご相談ください。一宮市をはじめとする尾張西部の子どもたちが健やかに成長できるよう、地域の医療機関と連携しながら、専門的な小児消化器診療を提供していきたいと考えています。

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