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    木曽川市民病院

脳卒中センター

概要

脳卒中とは、脳の血管が突然詰まったり破れたりすることによって、脳の機能の一部が機能しなくなる病気です。その治療は時間との戦いですが、早い段階で対処すれば、後遺症なく日常生活に復帰できる場合もあります。当院では2025年5月より、脳神経外科7名が24時間体制で院内に常駐する脳卒中センターを立ち上げました。これにより脳卒中に加え頭部外傷など、緊急性の高い疾患に従来以上に早期の対応ができる体制となりました。同時に近隣の医療機関や救急隊とのホットラインも開設し、連絡を受けた時点で治療の準備が開始できるようになりました。症例に応じ、脳神経内科とも連携して診療にあたります。

診療内容

脳梗塞

脳の血管が詰まり、脳細胞に十分な血液が行かなくなると手足が動かしにくい、言葉が出にくい、体のバランスがとれないなどの症状が出ます。この状態が続くと脳の細胞が死んでしまいます。脳の血管に血のかたまり(血栓)が詰まっている場合、状況によっては早期に血流を再開通させることで症状がなくなり、後遺症なく社会復帰できる場合があります。 再開通させる方法としては、血栓を溶かす薬を全身に投与する方法や、脳の中の太い血管に血栓が詰まっている場合には、足のつけねなどからカテーテルを用いて治療を行う血栓回収療法があります。



脳出血

脳の血管が詰まり、脳細胞に十分な血液が行かなくなると手足が動かしにくい、言葉が出にくい、体のバランスがとれないなどの症状が出ます。この状態が続くと脳の細胞が死んでしまいます。脳の血管に血のかたまり(血栓)が詰まっている場合、状況によっては早期に血流を再開通させることで症状がなくなり、後遺症なく社会復帰できる場合があります。再開通させる方法としては、血栓を溶かす薬を全身に投与する方法や、脳の中の太い血管に血栓が詰まっている場合には、足のつけねなどからカテーテルを用いて治療を行う血栓回収療法があります。



クモ膜下出血

脳と、その表面を覆うクモ膜との間に出血する病気です。多くの場合、脳動脈瘤が破裂することが原因です。特徴的な症状としては強い頭痛や意識障害です。手足の麻痺を合併することもあります。ひとたびクモ膜下出血が起こった際には、脳動脈瘤の再破裂を防ぐために開頭クリッピング術やカテーテルによるコイル塞栓術を行います。クモ膜下出血を起こした後、とくに2週間以内は脳の血管が細くなる変化(脳血管れん縮)が起きやすく、その影響で徐々に麻痺や意識障害が起きることがあります。それを予防するために、手術やカテーテル治療の後は、脳血管れん縮を防ぐための薬を投与します。



頭部外傷

頭部に強い衝撃が加わった場合の重大な外傷には、①脳組織に損傷をきたす「脳挫傷」、②脳の表面の血管から出血する外傷性クモ膜下出血、③脳を覆っている硬膜との間に血液がたまる「急性硬膜下血腫」、④硬膜と骨の間に血液がたまる「急性硬膜外血腫」があります。これらは全て、意識障害の原因となったり、最悪の場合は命の危険にさらされます。そのような場合は、一時的に頭の骨を外し、たまった血液の除去する手術(開頭血種除去術)を行います。脳組織のむくみが強い場合には骨を外したまま皮膚を閉じる(減圧開頭術)こともあります。



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