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    木曽川市民病院

臨床検査室

概要

臨床検査室では、医師から依頼される患者さんの診断・治療に必要な検査を臨床検査技師が実施し、その結果を報告しています。血液・尿・便などの検査材料を扱う検体検査や、心電図など患者さんから直接情報を得る生理検査も行っています。スタッフ全員が、常に正確な検査データをより迅速に提供できるように心掛けています。

2023年5月には臨床検査室認定の国際規格であるISO15189を取得しました。ISO15189は、ISO(国際標準化機構)が定めた臨床検査室に特化した規格で、臨床検査室の品質管理と技術能力が国際的な基準に適合していることを示しています。

中央採血室(南館2階 I )

採血・採尿をされる患者さんの受付をします。1階の再来機で受付を済ませてから、外来基本票を中央採血室受付にお出し下さい。採血の順番は、中央採血室受付時で発行されるピンク色の整理券の番号で順番にお呼びします。

生理検査室(北館2階 T )

心電図・肺機能・聴力・脳波などの生理機能検査を行います。

心電図検査

心電図は心臓の電気的活動を体表面から記録します。

安静時心電図

ベッドの上に仰向けになってもらい胸部、両手首・足首に電極を付け、リラックスした状態で記録します。検査時間は5分程度です。

負荷心電図

ベッドの上に仰向けになってもらい胸部、両手首・足首に電極を付け、リラックスした状態で記録します。検査時間は5分程度です。

運動負荷による心電図の変化を記録します。虚血性心疾患の診断や、運動により誘発される不整脈の検出などを目的として行われ、負荷の方法としては、マスター2階段負荷と廊下歩行、トレッドミル(要予約)があります。検査時間はマスター・廊下歩行は15分程度、トレッドミルは30分程度です。

ホルター心電図

胸部に電極を装着し、記録器を携帯して普段どおりの生活をしていただき、心電図を24時間にわたり記録します。発作性に生ずる不整脈の検出と診断、狭心症の鑑別診断などを目的として行われます。所要時間は電極の装着と説明で20分程度です。

24時間血圧測定:要予約

1日の血圧の変化をみる為、携帯可能な記録器を用いて24時間血圧を測定します。所要時間は装着と説明で20分程度です。

血圧脈波検査

足関節上腕血圧比(ABI・TBI)

閉塞性動脈硬化症における動脈の狭窄や閉塞を非侵襲的かつ短時間で確認することが可能であり、同時に測定する脈波伝搬速度(CAVI)で動脈壁の硬さを評価することができます。両上腕、両足首に圧迫帯(カフ)を装着し記録します。検査時間は20分程度です。

皮膚還流圧検査(SPP):要予約

皮膚表面の毛細血管に血流がどの程度あるのかを調べる検査です。ベッドの上に仰向けになってもらい、血流を調べたい場所(主に足先)にセンサーを置き、その上から圧迫帯(カフ)を巻いて少しずつ圧をかけて検査をします。検査時間は30~60分程度です。

安静時基礎代謝測定:要予約

リラックスした状態で椅子に座っていただき、マウスピースを口にくわえて5~10分呼吸をすることで、安静時の基礎代謝量を測定します。検査時間は30分程度です。 ※食事制限があります。

睡眠時無呼吸検査(PSG):要予約

1泊2日で行う精密検査です。体にセンサーを装着し、呼吸、脳波、心電図、SpO2、いびき、筋電図、体位、体動などの生体現象を同時記録することにより、睡眠深度や睡眠時の呼吸障害の有無を評価します。機械をお貸しして自宅で検査を行う簡易型も行っています。

肺機能検査:要予約

肺疾患の鑑別や術前検査として行います。

マウスピ-スを口でくわえ、ノーズクリップで鼻をつまみ、口呼吸で検査を行います。

肺活量

息をできるだけ大きく吐いた後、大きく吸って、再び大きく吐き出すことにより肺にとりこめる空気の量を測定します。検査時間は15分程度です。

努力性肺活量

できるだけ大きく息を吸い、一気に吐き出すことによる肺活量と、1秒間にどれくらいの量の空気を吐き出せるかをみる1秒量を測定します。検査時間は15分程度です。

呼気NO検査

呼気に含まれる一酸化窒素(NO)濃度を測定して、アレルギー性の気道炎症の評価を行います。
検査時間は15~30分程度です。
※食事制限があります。

その他に、最大換気量や、機能的残気量、肺拡散能の検査も行っています。

神経伝導速度:要予約

手足の末梢神経を皮膚の上から電気刺激し、その刺激が神経の中を伝わる速度を測定する検査です。末梢神経障害の有無や、障害部位を診断することを目的としています。神経を刺激するため痛みを伴いますが、人体への影響はありません。検査時間は30~40分程度です。

視覚誘発電位(VEP)

モニター画面の図形変化を見ることにより誘発される脳電位を頭皮上の電極から記録し、網膜から大脳皮質視覚野にいたるまでの視覚伝導路とその周辺組織の機能を調べます。
視力や、視神経機能、大脳機能を評価することができます。検査時間は60分程度です。

聴性脳幹反応(ABR)

ヘッドホンからの音刺激により誘発された脳幹部での聴覚神経系の活動電位を頭皮上の電極より記録したものです。この検査で脳幹各部の異常を推定することができ、聴覚障害や脳幹障害、脳死の判定などに用いられています。検査時間は60分程度です。
また、新生児の聴力のスクリーニング検査として、自動聴性脳幹反応(aABR)も行っています。

聴力検査

さまざまな周波数の音を出し、どの程度聞こえるかを調べる検査です。ヘッドホンを両耳に装着して音を聞く気導検査と、骨導端子で側頭骨を振動させて行う骨導検査があります。検査時間は15~30分程度です。

脳波:要予約

脳波は、主に大脳の活動状態を頭皮上の電極から記録するもので、てんかん、代謝性や炎症性の脳障害、脳血管障害、脳腫瘍などの評価にはきわめて重要な検査です。検査時間は60分程度です。

血液検査室

血液検査

血液中の赤血球・ヘモグロビン量・白血球・血小板などを算定し、貧血や炎症の有無を調べます。また血液の塗抹標本を作製し、顕微鏡で赤血球や血小板の形態異常の有無を観察したり、白血球(好中球・リンパ球・単球・好酸球・好塩基球)を分類し、白血病などの血液疾患の診断や治療の効果判定に必要な検査を行っています。

凝固線溶検査

血液の中には血液を固まらせたり(凝固)、いったん固まった血液を溶かしたりする働き(線溶)をもつ成分があり、これらの成分の働きを調べる検査です。血液が固まるためには、血小板、凝固因子、その他の関連物質が密接に関わりあっています。術前や薬の効果をみるためにも行われます。

その他の検査

上記の他に、NAP(好中球アルカリフォスファターゼ)スコア、ハム試験、蔗糖溶血試験、赤血球溶血試験、出血時間、骨髄検査などを行っています。

検査からわかること

一般検査室

尿、脳脊髄液、その他体液を材料として検査しています。尿の検査では定性と沈渣があります。定性は、試験紙を使用して、その色の変化から赤血球や白血球、細菌の有無、糖、蛋白が含まれていないかなどを調べています。沈渣は、赤血球、白血球、上皮細胞などの成分がどのくらい出現しているかを顕微鏡で観察します。結果から膀胱の炎症や出血が起こっていないか、腎臓の働きなどがわかります。脳脊髄液、体液(胸水、腹水、心嚢駅、関節液)などを検体とする穿刺液検査は種々の原因を探すために、細胞数や細胞種類、蛋白や糖を調べています。他に消化管出血などをスクリーニングする便潜血検査も行っています。

検査からわかること

生化学免疫検査

患者さんから採取された検体(血液、尿、胸水、腹水、髄液など)を用いて、肝機能、腎機能、脂質、糖、ホルモン、感染症、腫瘍マーカーなどを測定しています。生化学分析装置4台と免疫分析装置2台を使用し、迅速に結果報告をしています。また、日々の精度管理を行うことで、検査結果の品質を保証することに努めています。

検査からわかること

輸血検査室

輸血は、ケガや手術などによる出血、病気や治療による影響で十分に血液を作ることができない状態(貧血)の際に、不足した血液成分を補うために必要となります。輸血検査室では、輸血関連検査(血液型検査・不規則抗体検査・交差適合試験)や血液製剤の保管・管理を行い、患者さんに安心で安全な輸血療法を受けていただけるように取り組んでいます。

緊急時も迅速に対応できるように、全自動輸血検査装置を導入し、24時間体制で業務を行っています。

細菌検査室

細菌検査室では、感染症の原因となる微生物を検出しそれに対する有効なお薬(抗生剤)を調べる検査を行っています。患者さんより採取提出された検体(尿・喀痰・便・血液・膿など)を培養して、感染症の原因となっている菌がどんな菌で、どのような薬が効くか調べます。
当院は、尾張西部の結核拠点病院として抗酸菌検査も行っています。抗酸菌検査は、結核菌を代表とする抗酸菌と呼ばれる菌の検査や遺伝子検査(PCR検査)を行っています。
感染症の検査として、インフルエンザ抗原検査・A群溶連菌検査・RSウイルス抗原検査等の抗原迅速検査を行っています。さらに、新型コロナウイルスの遺伝子検査(TRC法)、SARS-CoV-2抗原検査(迅速検査)も行っています。
細菌検査室から、感染対策チーム(ICT)・抗菌薬適正使用支援チーム(AST)に参加しチーム医療に貢献しています。

病理検査室

病理検査とは、体の一部から採取した組織や細胞を顕微鏡で観察できるように標本を作り、それを病理医が観察して、どのような病気であるか診断します。病気の診断・治療方針の決定にも携わっている重要な検査になります。病理検査室では、顕微鏡で観察するための染色標本(例:下の5枚の染色標本)を臨床検査技師(認定病理検査技師、細胞検査士含む)によって、作製しています。その他、術中迅速診断時の標本作製や病理解剖の補助など病理医と連携して病理検査を行っています。

病理検査は大きく分けて組織診と細胞診に分けられます。

組織診

病変の一部を採取する生検や手術で摘出した臓器から、顕微鏡で観察するための標本を臨床検査技師が作製して、病理医が診断を行います。生検では主に良性・悪性の鑑別、手術で摘出された臓器では、病気の進み具合や治療方針の決定などを目的としています。

また手術中に、手術方針を決めるために、術中迅速組織診断も行っています。

ヘマトキシリン・エオジン染色
  • ヘマトキシリン・エオジン染色
  • アルシアン青染色
  • エラスチカ・ワンギーソン染色

細胞診

体の一部から少量の細胞を採取して行う検査です。喀痰や尿に含まれる細胞、病変部のブラシ擦過、または病変に細い針を穿刺して細胞を採取する方法があります。
採取した細胞1つ1つを顕微鏡で観察して、良性・悪性の判定を主に行っています。

  • パパニコロウ染色
  • メイ・グリュンワルド・ギムザ染色

よくあるご質問

採血・採尿

Q : 採血をする時は食事をしない方がいいですか?
A :
一般的には空腹時が望まれますが、検査によっては差し支えない場合がありますので、主治医にご相談ください。

Q : 採尿時に、注意することはありますか?
A :
出始めの最初の尿は捨て、途中の尿を採尿コップに採取してください。

生理検査

Q : ホルター心電図検査の時は入浴が出来るのですか?
A :
入浴は出来ません。

検体検査

Q : 飲酒は検査結果に影響しますか?

A : アルコール摂取直後は尿酸や乳酸が高くなります。また習慣的にアルコールを摂取している方はγ-GTPや中性脂肪が高くなります。しかし、いずれも個人差があります

細菌検査

Q : 細菌検査費用が2回に渡って請求されました。どうしてですか?

A : 細菌検査はどんな菌が生えてきてどんな検査が必要か、数日たたないとわかりません。検査した菌数によって請求金額が変わってきますので、後日追加で会計請求をさせていただいています。

病理検査

Q : 病理検査費用が2回に渡って請求されました。どうしてですか?

A :  診断のために免疫染色を実施する場合や採取された組織や細胞、血液から遺伝子検査を行うこともあります。この場合は、追加の保険請求をさせていただくこともあります。

認定資格

認定一般検査技師

認定心電検査技師

認定病理検査技師
認定臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師
緊急臨床検査士
二級臨床検査士(微生物学)
二級臨床検査士(病理学)
二級臨床検査士(血液学)
二級臨床検査士(循環生理学)
二級臨床検査士(免疫血清学)
超音波検査士(循環器)
超音波検査士(消化器)
超音波検査士(血管領域)
血管診療技師
認定心電図専門士
心電図検定1
心電図検定2
細胞検査士
国際細胞検査士
POCT測定認定士
毒物劇物取扱責任者
有機溶剤作業主任者
特定化学物質及四アルキル鉛等作業主任者
登録抗酸菌症エキスパート
1種衛生管理者
健康食品管理士
栄養サポートチーム専門療法士
糖尿病療養指導士

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