概要
超音波検査室は2024年4月に統合・新設された部門で、多職種の職員で構成されています。
各分野の専門性を活かして、地域の皆さんへ高度かつ安全安心な医療を提供できるよう努めます。
超音波検査室は一般的にエコー室やUS室と呼ばれています。
超音波検査とは体表に接触した探触子(プローブ)により超音波を発生し、組織間で反射したものを画像化する検査です。
非侵襲的で簡単に検査を行うことができるため、医療分野では幅広く利用されています。
検査の際は、ゼリーをつけて行います。
検査場所
検査の際は、北館1階の下記窓口へお越しください。
検査名称 | 受付窓口 |
腹部超音波検査 |
X窓口 |
乳腺・甲状腺超音波検査 |
X窓口 |
心エコー・血管エコー検査 |
Y窓口 |
検査内容のご説明
腹部超音波検査
消化器をはじめ、婦人科、腎臓領域では肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、膀胱、前立腺、婦人科領域、消化管など腹部全体が対象となります。腫瘍の有無や大きさ、形状、血流の有無などを評価します。
また必要に応じて造影剤を使用し、詳しく検査を行います。
さらに、肝臓の硬さを評価するエラストグラフィや脂肪肝を定量的に評価する脂肪減衰法も検査可能です。
検査時間は15~30分程度です。
乳腺・甲状腺超音波検査
乳腺や甲状腺内の病変の有無や良悪性の鑑別、周囲リンパ節などを評価します。
必要に応じて超音波で確認しながら針を刺し、細胞を調べる処置を行うこともあります。
検査時間は15~30分程度です。
心臓エコー検査
心臓の形態や性状、動き、血流の方向、速度、流量などを直接観察して弁膜症、心筋梗塞、先天性心疾患などの有無を評価します。
検査時間は30分程度です。
血管エコー検査(頸動脈、上肢・下肢動脈、下肢静脈、腎動脈、透析シャント血管など)
頸動脈エコーは、動脈硬化による狭窄や脳梗塞などの脳血管疾患の原因となる血栓などの有無を評価します。
また腎動脈や下肢動脈エコーに関しても動脈硬化の程度、血栓の有無、血液の流れを検査します。
下肢静脈エコーは肺塞栓症の原因となる深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)の有無や静脈瘤の程度を評価します。
検査時間は30-60分程です。
取得認定資格
超音波検査士(日本超音波医学会・日本超音波検査学会) 腹部領域 6名
超音波検査士(日本超音波医学会・日本超音波検査学会) 体表領域 4名
超音波検査士(日本超音波医学会・日本超音波検査学会) 泌尿器科領域 1名
超音波検査士(日本超音波医学会・日本超音波検査学会) 循環器領域 8名
乳房超音波認定技師(日本乳がん検診精度管理中央機構)
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師(日本乳がん検診精度管理中央機構)
第一種放射線取扱主任者(文部科学大臣 原子力安全技術センター)
磁気共鳴専門技術者(日本磁気共鳴専門技術者認定機構)
緊急臨床検査士
二級臨床検査士(微生物学)
二級臨床検査士(病理学)
血管診療技師
認定心電図専門士
心電図マイスター
心電図検定1級
心電図検定2級
細胞検査士
国際細胞検査士
毒物劇物取扱責任者
特定化学物質及四アルキル鉛等作業責任者