がん診療センター

がん診療センター

わが国は、急速な高齢化の結果、国民の2人に1人ががんとなり、3人に1人ががんで亡くなる時代となりました。一方、がん治療の進歩は目覚ましく、2019年国立がん研究センターから、全がんの5年実測生存率58.6%、5年相対生存率は66.1%と公表され、がんと診断された患者さんの約6割が5年以上生存していることを示します。この背景には、診断技術進歩による早期発見の増加、手術や放射線治療に関する新たな手法や機器の開発に加え、抗がん剤の発展が寄与しています。従来の「殺細胞性抗がん剤」から「分子標的療法」そして「がん免疫療法」というパラダイム変遷は、身体諸共がんを叩くという考え方から、がんと共に生きるというものにシフトしつつあります。
さて、当院は愛知県西部の「地域がん診療連携拠点病院」に指定され、がん診療をより充実させるべく、2018年10月に新設された南館2階部分に、①化学療法センター ②がん相談支援センター ③緩和ケアチームの3部署を統括した「がん診療センター」を開設し、外来通院による抗がん剤治療、有害作用の相談や対策、自生活や仕事をしながら治療を受けることへの支援、がんによる苦痛に対するケアなど、診断から最期を迎えるまでの切れ目のない統合的ながん診療体制を整えました。
がん診療センター内には、がん患者さんが憩えるスペースも整備されましたので、どうぞご利用ください。


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1.緩和ケアチームおよびがん診療推進小委員会

2.化学療法センター

以前は、入院で抗がん剤治療を行うのが一般的でしたが、有害作用の少ない抗がん剤の開発と支持治療(有害作用やがん症状を和らげる治療)の進歩により、がん治療のほとんどを外来通院で実施できるようになりました。治療の場の変更によって、がん患者さんは長い入院による拘束を免れ、自生活を保ちながらがん治療を受けることができるようになりました。このような外来における抗がん剤治療を担当しているのが「化学療法センター」です。

拠点病院の重要な認定条件の一つでもある「外来化学療法室」は、2005年に設立され、5床から運用を開始。2011年には病床を20床まで増やし、2015年に専任医師(内藤和行)が着任、翌年には、がん薬物療法専門医(龍華朱音)を迎え、院内横断的ながん診療体制を整えてきました。2018年10月には新棟2階部分に25床に増床した「化学療法センター」を開設。現在、当院において外来化学療法を受ける患者数は大幅に増え、年間5000件を超えるまでになりました。

新薬の登場、適応症の拡大に伴い複雑化する抗がん剤治療に対応するため、専任医師による補佐、がん化学療法看護認定看護師のトレーニングを受けたスタッフによる投与管理を行い、専門的設備を整え、がん患者さんに有害作用のセルフケアや生活に関する助言も行っています。また、認定薬剤師が服薬指導や治療内容の確認を行い、治療に伴う注意点を十分理解して頂けるよう支援しています。
さらに、化学療法推進小委員会・キャンサーボード委員会・症例検討会を通して抗がん剤治療の在り方を審議し、院内全体のがん診療レベルの向上を図っています。我々、化学療法センタースタッフ一同は、質の高い医療を提供し、患者さんに安全でより快適に抗がん剤治療を受けて頂けるよう努めてまいります。

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3.がん相談支援センター(がん相談支援室)