眼科とは
眼および眼付属器(眼瞼や涙道)を診療の対象とする科です。
眼科 外来担当表
休診日:土・日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)
受診受付時間:午前8時~11時15分(全科)
スタッフ紹介
資格・専門領域等
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資格・専門領域等
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こんな病気を取り扱います
点眼で治療可能な一般的な眼科疾患のほか、幼小児の弱視に対する眼鏡処方、糖尿病網膜症や緑内障に対するレーザー治療、翼状片、結膜弛緩症、白内障などに対する手術を行っています。
検査について
以下の検査は患者さん一人あたりの診療時間が長くなるため、火曜および金曜の午後に完全予約制で行っております。
視野検査
一点をみつめたまま見える範囲を測定する検査です。対象は主に緑内障や脳神経内科・脳外科的疾患(脳腫瘍や脳出血、脳梗塞など)により視野異常をきたしている患者さんです。検査は片眼ずつ行い、検査時間は片眼で10分程度です。
蛍光眼底造影検査
造影剤を肘の静脈から注射し、眼底の状態を調べる検査です。対象は主に糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症(眼底出血の主な原因疾患)の患者さんです。点眼薬で瞳孔を散大させて行います。検査時間は10分程度です。(ただし散瞳時間を含まず)
斜視検査・屈折検査
眼の動きの異常や、近視や遠視、乱視の状態を調べる検査です。対象は主に就学前の幼小児~学童(小学生)の遠視や乱視の患者さんです。屈折検査は高度の遠視や乱視が疑われる患者さんに対し、眼鏡処方を行う目的で行われます。検査時間は待機時間も含めて30分~2時間です。
網膜電図
暗室で20~30分間眼をならしてから検査用コンタクトレンズを装着し、網膜の状態を調べる検査です。対象は主に原因不明の網膜疾患や網膜・硝子体の手術前後の患者さんです。網膜機能の評価のために行われます。検査時間は待機時間も含めて30~60分です。未熟児網膜症に対する眼底検査対象は当院で出生後(または他院で出生後)未熟児網膜症に対して網膜光凝固術が行われた患者さん、または未熟児として出生し、退院後しばらく眼底検査を必要とする患者さんです。
治療について
以下の治療については患者さん一人あたりの診療時間が長くなるため、火曜および金曜の午後に完全予約制で行っております。
<糖尿病網膜症または網膜静脈閉塞症に対する網膜光凝固術(レーザー)>
点眼薬で瞳孔を散大させ、点眼麻酔で行います。特殊なコンタクトレンズを眼表面に接着させ、眼底(網膜)にレーザーを照射します。治療は通院で行い、一回あたりの治療時間は10分程度です。患者さんの眼の状態により、片眼につき1~4回行います。
<ドライアイに対する涙点プラグ挿入術>
点眼麻酔で行います。治療時間は両眼で5~10分程度です。
<涙道閉塞に対するヌンチャク型シリコンチューブ挿入術>
局所麻酔で行います。目頭にある上下の涙点から細長いシリコンチューブを挿入し、しばらくの間涙道内に留置します。(1~2か月)治療時間は片眼で15分程度です。麻酔の影響で治療後にモノがダブって見えることがあります。
<霰粒腫(まぶたのできもの)に対する切除術>
局所麻酔で行います。治療時間は10分程度です。
手術について
以下の手術は中央手術室で行います。外来通院(日帰り)で行える手術もあります。
<白内障手術>
ほぼ100%で現在一般的な超音波乳化吸引術+眼内レンズ挿入術を行っております。麻酔は点眼麻酔またはテノン嚢下麻酔(局所麻酔)で行っております。手術時間は20~30分です。外来通院(日帰り)でも対応しております。入院期間は片眼で2泊3日、又は1泊2日です。安静が保てない患者さんには全身麻酔でも対応しております。また、白内障手術後無水晶体眼(眼内レンズを挿入していない状態)や眼内レンズ脱臼(位置のずれ)に対する眼内レンズ縫着術も行っております。
<翼状片手術・結膜弛緩症手術>
外来通院(日帰り)で対応しております。麻酔は点眼麻酔または結膜下麻酔(局所麻酔)で行っております。手術時間は20分程度です。結膜弛緩症に対する手術は眼不快感、結膜下出血やドライアイの改善に効果がある場合があります。
なお、当院では以下の治療、手術については対応しておりません。御希望の患者さんには可能な施設を御紹介します。
整容を目的とする眼瞼手術(ふたえまぶたの手術など)
涙嚢鼻腔吻合術
オルソケラトロジー
角膜移植術
屈折矯正手術(レーシック)
高度近視に対する眼内レンズ挿入術(フェイキックIOL)
多焦点眼内レンズを挿入する白内障手術
加齢黄斑変性症に対する光線力学的療法(PDT)
手術件数
平成30年度 総手術件数
473件(外来小手術、硝子体注射は除く)
施設認定の状況
日本眼科学会研修施設