口唇口蓋裂センター

口唇口蓋裂センターとは

 口唇口蓋裂は、生まれた時にくちびるや上あごが割れている病気です。日本では約500人に1人の割合いで出生するとされています。口唇口蓋裂には、くちびるだけが割れているもの(口唇裂)、上あごが割れているもの(口蓋裂)、くちびると上あごの両方が割れているもの(口唇口蓋裂)などさまざまな種類があり、割れている部位や程度によって治療内容はそれぞれ異なります。
 口唇口蓋裂は、生まれてから成長するまでの長い期間にわたる治療と定期的な経過観察が大切です。当院では口腔外科が主に治療を担当していますが、出生前には産婦人科、出生後は小児科、耳鼻咽喉科、言語治療科などとの連携を重視して診療に当たっています。また虫歯や歯並びの管理についても、小児歯科、矯正歯科の開業歯科の先生と連携して行っています。当院では2004年から口唇口蓋裂の治療を開始しており、年間10~20例の口唇口蓋裂患者さんの手術を行っています。当科ではPNAM(術前鼻歯槽形成法)という治療を導入しており、特に術前治療(生まれてから初回の手術までの治療)に力を入れています。裂のためにずれてしまった顎の形を、できるだけ整えてから手術を行うことで、術後の後戻りを最小限にすることができます。そのため生まれてからすぐ手術を行うわけではなく、術前治療が終了して顎のバランスが整った段階で手術を計画しています。手術については、口唇口蓋裂の場合には、通常は4ヶ月:体重5.5㎏で口唇の手術、1歳:体重9.5㎏で軟口蓋の手術、1歳半~2歳で硬口蓋の手術を行っています。当院では、赤ちゃんを中心にご家族と当院のスタッフが協力して、さまざまな問題に向き合いながら、お子さんの成長に寄り添って行きたいと考えています。

一宮市立市民病院における口唇口蓋裂の治療【PDF】

口唇口蓋裂治療と医療費について【PDF】

PAGE TOP