泌尿器科

泌尿器科とは

主に尿路(腎、膀胱、尿道)や性器(陰茎、精巣)の疾患を扱う科であり、疾患内容は悪性腫瘍や尿路結石、排尿障害、尿路感染症など多岐に渡ります。

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泌尿器科 外来診療医担当表

休診日:土・日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)
受診受付時間 :午前8時~11時15分(全科)  ※ただし、急患の方は、随時受付いたします。

泌尿器科
外来診療医担当表はこちら

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スタッフ紹介

 
氏名 初瀬 勝朗
職名 科部長

資格・専門領域等

資格:
医学博士
日本泌尿器学会泌尿器科専門医・指導医
da Vinci Surgical System
コンソールサージャン・サーティフィケート
専門領域:
泌尿器悪性腫瘍、尿路結石症 
氏名 浅井 健太郎
職名 結石破砕部長

資格・専門領域等

資格:
日本泌尿器学会泌尿器科専門医・指導医

専門領域:
尿路結石症 
 
氏名 坂東 章子
職名 医員

資格・専門領域等

資格:

 

専門領域:
泌尿器科一般
氏名 伊藤 博
職名 非常勤医師

資格・専門領域等

資格:
医学博士
日本泌尿器学会泌尿器科専門医
日本泌尿器学会泌尿器科指導医
 
氏名 弓場 拓真 
職名 非常勤医師

資格・専門領域等

資格:

 

専門領域:

 

 
氏名 早川 明良 
職名 非常勤医師

資格・専門領域等

資格:

 

専門領域:

 

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こんな病気を取り扱います

排尿障害(尿失禁も含む)、尿路感染症、尿路結石、泌尿器腫瘍など

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こんなときに、ご相談ください

排尿障害においては、尿の出が悪い、残尿感がある、何度も夜間にトイレで起きる、尿の漏れ等の症状があります。排尿時に痛みや違和感、尿に透明感がなく濁ったりするときは膀胱炎を含む尿路感染症の疑いがあります。片側の腰痛は尿路結石や腎盂腎炎が原因となる場合があります。血尿が数日続くときは腫瘍が潜んでいる場合がありますので、ご相談ください。とくに腰痛や血尿に、発熱を伴う場合は早めに受診するようにお勧めいたします。健康診断にて、前立腺特異抗原(PSA)の異常を指摘された場合は、前立腺に腫瘍が潜んでいる可能性があります。当科にて精密検査を行うことが可能であり、ご相談ください。


 泌尿器科にかかるのは恥ずかしいし不安と思われることが多いと思います。当科では女性の泌尿器科医師が常勤で外来を行っておりますので、特に女性のかたで受診に躊躇されておられる方はお気軽にご相談いただけれると思います。

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検査について

診察後に必要と判断される検査を説明の上、予約して頂きます。緊急の場合は必要に応じて対応させていただきます。

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専門医制度と連携したデータベース事業について

私たちは、「一般社団法人 National Clinical Database」によるデータベース事業を通して、患者さんにより適切な医療が提供できる社会を目指しています。詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。

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手術支援ロボット ダヴィンチ

 

ダヴィンチについて

ダヴィンチサージカルシステム(以後ダヴィンチ)は1990年代に米国で開発された手術支援ロボットで、これにより腹腔鏡下手術をより繊細に行うことが可能となりました。現在では世界中に導入が広がっています。(2018年3月末で全世界に4528台、日本には約240台が導入)日本では2012年4月に、前立腺癌の対するロボット支援前立腺全摘除術が保険適応となり、メディアでもよく取り上げられています。当院が導入したものは、最新型で第4世代にあたるダヴィンチXiになります。
手術は、腹部に小さな穴を数か所開け内視鏡カメラと鉗子およびハサミを挿入し、ロボットアームを操作して腹腔鏡下に行います。術者はコンソールで、3Dモニター画面を見ながらあたかも術野に手を入れているように操作して手術を行うことができます。適応症例は前立腺癌以外に、腎癌に対する腎部分切除術や膀胱癌に対する膀胱全摘除術と拡大しており、今後ロボット支援での腹腔鏡下手術は増える傾向にあります。

ダヴィンチの特徴
・術者はコンソール操作において、ハイビジョンでの立体視(3D)およびズーム機能が可能。立体構造で患部を確認することができ、術野を拡大し血管や神経など微細な組織構造を視認できます。

・鉗子操作の自由度が高く手振れ防止もあるため、血管や神経を丁寧に剥離することができ、縫合操作も緻密で繊細な手技が可能となります。

ダヴィンチの効果
開腹術や腹腔鏡下手術と比べ、有害事象は減少していると報告されています。また緻密かつ愛護的な操作で神経や血管の温存が可能であり、術後のQOL改善にもつながります。

【ロボット支援前立腺全摘除術について】
前立腺がんの症例は近年増加傾向にあります。アメリカにおいては男性のがんの中で罹患数は1位、死亡数は2位と頻度の高いがんのひとつで、日本においても近年もっとも増加している癌のひとつです。検診にて前立腺がんの腫瘍マーカーである前立腺特異抗原(PSA)の高値を指摘され発見されることが多くなっています。一般的に前立腺がんは進行が遅く、治療法の選択に幅がある腫瘍であるため、すべての方の生命予後に影響するわけではありません。しかし悪性度が高い腫瘍は進行が速く、治療に抵抗性を示す場合もあります。その場合であっても転移を認めない限局性の前立腺がんであれば、手術による摘除術の選択が可能となります。手術方法では以前は開腹術を行う施設が多かったですが、最近は手術支援ロボット(ダヴィンチ)を使用する施設が増えています。米国では、前立腺がんの手術の8割以上はダビンチが使用されており、日本でも急速に導入が進んでいます。以下に記載したように、前立腺のような骨盤の奥狭い部位にある臓器に対する手術には、とてもメリットが大きいと考えています。ダビンチを用いた前立腺癌の治療は特別なことではなく、もう一般的なものとなっています。

当院は地域がん診療連携拠点病院であり、尾張西部地域のがん診療を支える立場として患者様のニーズに合わせた、最新の治療を行っていく必要があると考えています。当院では、2018年10月よりダビンチの最新機種、Xiを導入しました。ダビンチを利用するメリットは、以下のことが挙げられます。

①内視鏡手術であるため手術創を小さく行うことが可能

傷の負担が少なく、術後の回復や社会復帰にも寄与いたします。

   

②内視鏡の拡大視野で3次元の立体視が可能であり、組織構造を鮮明に確認することが可能

以前、開腹術で行っていたときは手術のスペースが狭いため術者の片手が入る程度で、前立腺の全容を確認が困難な症例もありました。ダビンチを利用することで、前立腺周囲をしっかり確認し剥離層をしっかりと捉えて、腫瘍を含め前立腺を確実に摘出することが可能です。

③ロボットアームが細かく繊細に動き、組織の周囲を丁寧に剥離したり、縫合も緻密で正確に行うことが可能

前立腺を摘出した後には膀胱と尿道の吻合を行います。拡大した視野で、実際の手で行うような繊細な動きで確実に縫合を行うことが可能です。前立腺全摘除術後の合併症として懸念される尿失禁も、早期の改善を見込めます。つまりダビンチによる手術は根治性を高めるだけでなく、機能温存にも役立つと考えています。術後の回復も早くなり、入院期間は開腹術で11日、ダビンチでは9日と短くなっています。今後はさらに短縮すると思われ、早めの社会復帰も可能です。

【前立腺がん術後に対する地域連携パスについて】
愛知県内で統一された、前立腺がんの術後に対する地域連携パスが開始されました。前立腺全摘除術を行った患者様を地域の開業医の先生方と基幹病院である当院との連携で、術後管理を行っていくものです。この連携パスを運用することで近医の先生方と当科とで、双方からケアを受けることになり、患者さまにはより安心して生活を送っていただけるのではないかと考えております。地域連携パスのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

【ロボット支援腎部分切除術(RAPN)について】
腎臓癌は、抗癌剤や放射線治療が効きにくいため、手術による摘出術が基本的な治療となります。以前は患側の腎臓ごと摘出する手術(腎摘除術)が主体でしたが、近年は可能な限り腎臓機能を温存する目的で、正常な腎臓を残し、腫瘍周囲のみ摘出する腎部分切除術を行う傾向にあります。 腎部分切除術の適応は、腫瘍の取り残しがなく安全に行える、4㎝以下の腫瘍が主になります。腎臓の外側に飛び出ている腫瘍に対してよい適応になりますが、内部に潜りこんでいるような場合は困難なこともあります。

腎臓は血液の流れが多い臓器です。腎部分切除術では、腫瘍の周囲を切除する際に出血を伴うため、腎臓の血流を一時的に遮断する必要があります。ただし遮断時間が長くなると腎臓の正常な組織は血流障害から機能低下を起こすため、腫瘍の摘出はなるべく短時間に行う必要があります。腎部分切除術の手術方法には、「開腹手術」、「腹腔鏡下手術」、「ロボット支援手術」の3つの方法があります。開腹手術は、肉眼的に腫瘍を確認できるように術野をしっかり開放して行う必要があり、切開創が大きくなります(10~20cm)。また脇腹の筋肉を切開するため、術後の痛みや社会復帰までに時間がかかる場合があります。腹腔鏡下手術は、開腹手術に比べて傷が小さく、術後の痛みが少ないメリットがあります。ただし腹腔鏡用の鉗子での操作となり(手の直接的な手術操作ではなく)、腫瘍の切除や縫合は難易度が高く技術が必要であり、手術時間が長くなることから、特定の施設でしか行われていません。

ロボット支援腎部分切除術(RAPN)は、手術支援ロボットの「ダヴィンチ」を用いることで、三次元で立体的な拡大視野で行うことができ、腫瘍の位置を正確にとらえながらより繊細な手術を行うことができます。人間の手の関節以上に自由度の高いロボット鉗子を用いることで、細やかで繊細な剥離操作や切開操作が可能であり、腫瘍を摘出した後の縫合を丁寧に速やかに施行できます。これは術者にとってストレスが少ないこと以上に、手術を受ける患者様の負担軽減にも繋がると考えます。また、傷口が小さいため、術後の痛みが少なく、患者さんの社会復帰も早めることが可能になりました。すなわち、ロボット支援下腎部分切除術は、開腹手術と腹腔鏡手術の利点を合わせ持った術式と言えます。当院ではロボット支援腎部分切除術を導入しており、安全で正確かつ身体への負担が少ない治療を目指しています。

【手術の手順】
          

      

【手術の手順】

    

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