概要
脳神経外科では、脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷などの疾患の診療に従事しています。特に緊急性の高い脳卒中や頭部外傷に対しては365日24時間対応できるよう体制を整えています。また脳動脈瘤の治療など一つの病気に対してさまざまな治療方針が考えられる疾患などの場合、患者さん一人一人にあわせて最適な治療を考慮し提案していきます。
当科では患者さん第一主義を基本とし、わかりやすい説明を重視しています。ご本人・ご家族に十分ご理解いただいてから治療方針を決定します。また疾患によっては名古屋大学脳神経外科とも連携して治療に当たっています。
診療内容
対象疾患
脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)、脳動脈瘤、脳動静脈奇形、もやもや病、硬膜動静脈瘻などの血管障害や、脳腫瘍、下垂体腫瘍、頭部外傷、三叉神経痛、顔面けいれん、正常圧水頭症など。
2023年5月より日本脊髄外科学会専門医が常勤となり脊椎変性症、脊髄腫瘍、圧迫骨折などの脊椎脊髄疾患も診療できるようになりました。
主な手術
脳動脈瘤クリッピング術・脳腫瘍摘出術・内視鏡的下垂体手術・内頚動脈内膜剥離術・脳動脈バイパス手術・頭蓋内血腫除去術・脳室腹腔シャント術・脳動脈瘤コイル塞栓術・頸動脈ステント術・血栓回収術・慢性硬膜下血腫穿孔術や脊髄脊椎手術、圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術など(*2022年4月から日本脳神経血管内治療学会認定指導医が常勤しており、脳血管内治療も常勤で対応できるようになっています。)
診療実績
2021年 | 2022年 | 2023年 | ||
《手術》 | ||||
脳腫瘍 | 開頭脳腫瘍摘出術 | 29 | 12 | 18 |
内視鏡腫瘍摘出術 | 3 | 4 | 2 | |
脳血管障害等 | 動脈瘤クリッピング術 | 14 | 7 | 3 |
脳動静脈奇形摘出術 | 0 | 2 | 1 | |
頸動脈内膜剥離術 |
10 | 9 | 12 | |
開頭血種除去術 | 8 | 11 | 12 | |
脊椎 | 脊椎脊髄手術 | - | - | 18 |
その他 | 微小血管減圧術 | - | - | 5 |
水頭症シャント手術 | 16 | 7 | 6 | |
慢性硬膜下血腫手術 | 45 | 63 | 63 | |
その他 手術 | 15 | 19 | 25 | |
手術合計 | 140 | 134 | 165 | |
《血管内治療》 | ||||
脳動脈瘤 血管内治療 | 2 | 7 | 22 | |
硬膜動静脈瘻 血管内治療 | 0 | 2 | 2 | |
頸動脈ステント留置術 | 1 | 3 | 3 | |
脳梗塞 血栓回収術 | 4 | 19 | 15 | |
その他 血管内治療 | 0 | 3 | 8 | |
血管内治療合計 | 7 | 34 | 50 | |
全合計 | 147 | 168 | 215 |
ドクターインタビュー
スタッフ紹介
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脳神経外科部長
山之内 高志 やまのうち たかし
資格 日本脳神経外科学会専門医 日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医 緩和ケア研修会修了 専門分野 脳外科全般 -
医長
白石 大門 しらいし だいもん
資格 日本脳神経外科学会専門医 日本脊髄外科学会認定医 日本小児神経外科学会認定医 日本脳卒中学会認定脳卒中専門医 日本脳卒中の外科学会技術認定医 日本神経内視鏡学会神経内視鏡技術認定医 脊椎脊髄外科専門医 脳血栓回収療法実施医 臨床研修指導医 脳卒中療養相談士 緩和ケア研修会修了 専門分野 脳外科全般 脊椎脊髄・抹消神経外科 -
医員
左合 史拓 さごう ふみひろ
資格 緩和ケア研修会修了 専門分野 脳外科全般 -
木曽川市民病院診療局長
壁谷 龍介 かべや りゅうすけ
資格 日本脳神経外科学会専門医 日本脳卒中学会認定脳卒中専門医 緩和ケア研修会終了 専門分野 脳外科全般
外来担当医表
診察室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 02 | 野平 | ||||
03 | 左合 | 佐藤 | 野平 | 大竹 |
白石 (脊椎) |
|
05 |
白石 (脊椎) |
壁谷 | 山之内 | |||
午後 | 05 |
白石 (脊椎) |
白石 (脊椎) |